アジア杯はW杯とは「真逆の戦い方」が必要となってきます
それを見誤るとオーストラリアが、初戦のヨルダンに0―1で敗れたように足をすくわれる危険があります。オーストラリアはボールを保持する「いつものスタイル」を貫きましたが、彼らにとって「アジアでのアドバンテージ」である空中戦を仕掛けたのは、試合終盤になってからです。
オーストラリアの敗戦は、森保ジャパンにとって非常に良い教訓になりました。2戦目のオマーン戦(13日)以降も、森保ジャパンの戦いぶりを注目したいと思います。
アジアカップで気になることがあります。韓国の気合の入り方です。
英プレミアリーグのトッテナムで得点源として活躍中のFWソン・フンミンをはじめ、海外組でレギュラーを張る選手たちが、早めに代表チームに合流して好パフォーマンスを披露しています。
韓国はイランと並んで最多13回の出場を誇っていますが、優勝は56年と60年大会までさかのぼります。前回大会も含めて準優勝4回。なかなか頂点を極められません。
日本、韓国が1次リーグを首位で通過した場合は、決勝戦で相まみえます。因縁のライバル同士がアジア王者をかけてガチンコ勝負――。サポーターの皆さんとぜひ見たいと思っています。