マスターズ切符獲得も 今平は「招待」枠の雑音を消せるか

公開日: 更新日:

 文句なしに切符を取ればいいのだ。

 昨年の日本ツアー賞金王・今平周吾(26)がマスターズ(4月11日開幕)に特別招待選手として初出場することが決まった。8日に大会を主催するマスターズ委員会から発表された。昨季、優勝は1回だけだが、トップ10入りが14試合あるなど、常に上位の成績を収めたことなどが評価された。

 マスターズの出場資格は、歴代優勝者や前年のメジャー上位者、前年末時点と大会2週前の世界ランク50位以内など19項目。その他に特別招待がある。過去には石川遼片山晋呉らも、この招待枠で出場したことがある。だが、世界のゴルファーが夢見る舞台に明確な理由がない「招待」枠で出場することには批判もある。2009年から5年連続で出場した石川は、5回のうち3度が招待出場で、とりわけその声が大きかった。

 昨年12月、世界ランク55位だった今平は、年末までに同50位以内を目指し、アジアンツアー最終戦の「インドネシアンマスターズ」に参戦。優勝か2位ならマスターズ行きが濃厚といわれていたが12位に終わった。

 今年は53位からのランクアップを狙い、積極的に海外試合に挑戦するつもりでいた。今週のソニーオープンにも出場する。マスターズの2週間前まで時間はたっぷりある。世界ランク50位以内に入り、堂々とオーガスタに行けばいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動