スポンサー離れの米ツアー 人気のウッズとミケルソン頼み
タイガー・ウッズ(42)が9月のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」で5年ぶりに復活優勝を遂げ、米ゴルフ界が久々に大いに盛り上がった。
そして現地時間11月23日、ラスベガスで行われるウッズとフィル・ミケルソン(48)が賞金900万ドル(約10億円)をかけて激突するマッチプレーにファンの関心が集まっている。
2人のバトルをテレビ観戦するには、ケーブル局や衛星チャンネルに約20ドルを支払うことになるが、全米から申し込みが殺到しており、視聴料は賞金額を軽くクリアするとみられている。
この異常な盛り上がりからも分かるように、米ツアープロで視聴率を稼げるのは、世界ランク上位につけるダスティン・ジョンソンでも、ジョーダン・スピースでもなく、いまだに根強い人気を誇るウッズとミケルソンの2人であることがよく分かる。
そして、ウッズの復活優勝に、米ツアー関係者の多くがホッと胸をなでおろしている。
というのも、米ツアーが手にする莫大な放映権料はウッズ全盛時に決められたものであり、中継するテレビ局はCM料金に転嫁するしかなく、スポンサー離れが起きていたからだ。