他球団は警戒…昨季最下位・楽天最大補強は「石井GM」の声
今オフ、すっかり影が薄いのは楽天だ。
争奪戦の末、西武の浅村栄斗(28)を獲得し、「補強第1号」となったことも覚えているファンは少ない。
昨年9月、楽天はチームが低迷する中、石井一久(45)がGMに就任。その1カ月後には、途中辞任した梨田監督の後を継いだ平石洋介監督代行(38)を来季一軍監督にすると発表した。
ある在京球団関係者が言う。
「楽天は石井GMの就任が不気味。あれが一番の補強だよ。ボンヤリしているように見えて、意外と勉強家。メジャーの知識やスポーツマネジメントに精通し、解説者時代はグラウンドに足を運んで人脈をつくっていた。トップには必要な『はぐらかす力』も得意分野。トレードやFA、ドラフト戦略では手ごわい相手になると思う」
石井GMの就任当時、高津や古田といった石井と縁のある人物の名前が監督候補に浮上。しかし、石井GMは「僕は(平石監督には)名監督にない部分があると思っている」と語り、楽天の歴史やチームの良い部分や悪い部分、選手個々の能力や性格も知っていると評価して“続投”にかけた。