メジャーも評価 パ新人王の楽天・田中和基ってどんな選手
27日に行われたNPBアワーズで、楽天の田中和基外野手(24)がパの新人王を獲得。「自分が取れるとは思っていなかったので、素直にうれしい」と喜びを口にした。
16年ドラフト3位で立大から入団したスイッチヒッターは、2年目の今季、主に1番で105試合に出場し、18本塁打、45打点、21盗塁、打率.265をマーク。エンゼルスの大谷を参考に、ノーステップ打法に取り組んだことが奏功し、8月1日のオリックス戦では、左右両打席で本塁打を放った。
今月は日米野球で日の丸ユニホームに袖を通した。試合では目立った結果を残すことはできなかったが、視察に訪れた米西海岸の球団の某スカウトは、「まだ粗削りなところはあるが、特に左打席は大きくていいスイングをしている。逆方向にも大きな当たりを打てそうだ。肩の強さ、脚力を含めて将来性を感じる」と評価していた。
来季の課題は、シーズンを通した安定感と、打率.223、7本塁打だった右打席での確実性の向上。「メジャーの卵」は飛躍を遂げられるか。