天才が本気に? 広島・長野“練習宣言”で原監督に意趣返し
巨人の原監督が「28人」のプロテクトリストに入れなかったのは、長野が「スロースターター」であることが一因に挙げられる。
就任時、「夏ごろ、一軍に呼ぼうか?」と冗談めかして言ったこともある。春先に不調が続く悪癖が改善されないことが問題視された。
その原監督が「開幕戦は長野が本塁打を打って丸が逆転本塁打を打つことが巨人の理想」と話していることを聞かれると、長野は「ちょっと、何を言っているのか分からないですね」と相手にしなかった。
かつて「枢軸」と頼りにされた原監督への思いは、きっと複雑なはず。元指揮官を見返すべく、“天才”がついに本気になったのかもしれない。
阪神の藤川は先週、「長野の方がやりそうな気がする。丸がダメなんじゃなくて、長野という選手を侮り過ぎじゃないか」と巨人をチクリとやっている。
長野は昨季、116試合で打率.290、13本塁打、52打点。丸を獲得した巨人より、長野がV3広島に加入した相乗効果を他球団は警戒している。