評価うなぎ上り日ハム輝星“唯一の不安”は奇策好きの指揮官

公開日: 更新日:

「しかし、栗山監督が我慢できるかどうか……」とは、別のOBだ。

「栗山監督は先日、開幕投手について『年齢は関係ない。今年に関しては道がいっぱいある。選択肢が多い。何でもありだ』と発言。吉田の大抜擢すら示唆した。リップサービスもあるんでしょうけど、吉田に対する周囲の高評価は監督の耳にも入っている。吉田は順調にいけば、2月16日の紅白戦で実戦初登板を迎える。栗山監督もそこで初めて吉田の投球を見ることになる。現時点で140キロ台中盤を投げ込む吉田のこと。紅白戦で惚れ惚れするような投球を見せれば、栗山監督が開幕から使いたくなっても不思議ではない。昨年の清宮がそうでしたが、良いと思えばとにかく早く使いたい、試したいタイプですからね」

 栗山監督はそもそも奇策というか、奇をてらった選手起用を好む。前年に6勝6敗だった斎藤佑を開幕投手に抜擢したり、中軸を担っていた大谷に1番を打たせたりもする。それが勝利につながるかどうかはともかく、大胆な起用で大向こうをうならせたいタイプではある。

 むろん、吉田を本気で開幕投手に抜擢しようとすれば、フロントがブレーキを踏むだろうが、指揮官のはやる気持ちは故障を誘発しないとも限らない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 2

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  3. 3

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  4. 4

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  5. 5

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  1. 6

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  2. 7

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  3. 8

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  4. 9

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 10

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」