中日・根尾“ケガの功名” キャンプ二軍スタートはむしろ吉
中日1位の根尾昂(大阪桐蔭)は、自主トレ中に右ふくらはぎを肉離れ。キャンプ二軍スタートが決まった。すでに沖縄で自主トレを行っており、30日にはランニングを再開。別メニューでノックを受けるなど、リハビリに励んでいる。
順調に回復していることもあり、根尾周辺では早くも、「いつ一軍に再昇格するのか」「開幕一軍はあるのか」といった話題が持ち上がっているが、根尾にとって二軍スタートは大きなマイナスにはならない。むしろ、プラスの方が大きいのではないか。
キャンプ初日から二軍は根尾フィーバーになるだろう。とはいえ、ファンもマスコミも一軍を放っておくわけにはいかず、人数は分散される。
今キャンプ、根尾以外の高卒新人の一軍入りはゼロだった。昨年、高卒新人で唯一、一軍帯同した日本ハムの清宮幸太郎もキャンプでは苦労した。レギュラー連中に対しても臆することなく自然に振る舞うタフな新人も中にはいるだろうが、二軍で同じ高卒組や年齢の近い若手と一緒に練習ができるのは、精神面の負担が軽い。
「技術練習に打ち込めることもプラスです」とは中日OB。