巨人に飛び火か…ソフトB千賀“ポスティング直訴”の波紋

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 ソフトバンク千賀滉大(26)が30日、後藤球団社長とメジャー移籍についての話し合いを持ったことを明らかにした。球団はこれまでポスティング移籍を認めていない。同社長は「真剣に考えていることが分かった。今日、明日の話ではないが、考えを受け止めて進化していきたい。こちらも凝り固まっているわけではない」と説明した。球団名がソフトバンクになってからメジャーへ移籍した城島、川崎、和田は全てFA。球団首脳が柔軟な姿勢を見せたのは、大きな変化である。

 同じ宮崎市内でキャンプを行う巨人にとって、対岸の火事ではない。巨人も同システムでのメジャー移籍を認めていない。もしソフトバンクが認めるようなら、巨人もかたくなに「ダメ」とは言いにくい雰囲気になる。

■菅野も東京五輪後の20年オフに前倒しか

 巨人と原辰徳監督(60)にとっての懸念材料は、メジャー志向が強い絶対エースの菅野智之(29)である。2年連続で沢村賞を受賞するなど国内敵なしの状態が続き、最近は「野球選手である以上、上のステージに行きたいと思うのは当たり前。そう思えない自分がいる方が怖い」と野望を隠そうとしない。ただし、海外FA権の取得は2021年中。現段階では原監督の契約年数と同じ3シーズンは巨人で投げることになる。海を渡るのは33歳になる年だが、もしポスティングの行使が認められれば、前倒しの可能性が出てくる。タイミングは日本のエースとして期待される東京五輪が終わる20年オフだ。

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