ナにDH導入案で大谷“二刀流”価値上昇 29歳FAならいくら?
ルール変更によって二刀流の存在価値はどう変わるか。
大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会は現在、ベンチ入りの人数を現行の25人から26人とするなどのルール変更を検討している。試合時間短縮のため「20秒ルール」徹底の他、ア・リーグのみ実施されている「DH制」をナ・リーグにも導入する案などが挙がっているという。
このDH制については、すでにマンフレッド・コミッショナー(C)が「2022年まで見直しは行わない。早くても22年以降になる」との見通しを明かしている。
ナでもDH制が採用されれば、エンゼルス・大谷翔平(24)は大きな影響を受けることになる。ナ・リーグでも、昨季のエンゼルスのように、中6日で登板しながら、DHでの出場が可能になるからだ。
順調なら、大谷がFA権を取得するのは23年のレギュラーシーズン終了後。マンフレッドCの構想通りなら、ナでもDH制が解禁された後になる。
仮に大谷がFA市場に出れば、ナの球団も交えた争奪戦に発展するのは必至だ。二刀流の価値はますますつり上がる可能性が高い。