初ブルペンの菊池雄星に暗雲…勝ち星はリリーフ陣横取りか
マリナーズに入団した菊池雄星(27)が5日(日本時間6日)、アリゾナ州ピオリアのキャンプ施設で渡米後初のブルペン入り。捕手を座らせ、変化球を交えて29球を投げ込んだ。
今後は12日のバッテリー組のキャンプインに備え、現地で調整を続ける菊池への期待が早くも高まっている。
MLB公式サイトは去る1日(日本時間2日)、「サイ・ヤング賞候補12人」の特集記事を掲載。菊池を、右肘手術からの復帰を目指すカブス・ダルビッシュ有(32)とともに12人のうちのひとりに選んだのである。
記事は、本拠地「Tモバイル・パーク」は本塁打が出にくいこと、直球の最速が150キロ台中盤であることなどを根拠に挙げ、「マリナーズはダークホースを獲得したかもしれない」としている。
新人がサイ・ヤング賞を受賞したのは、1981年のフェルナンド・バレンズエラ(ドジャース)のみ。菊池はメジャー2人目の快挙も期待されているようだが、当然、現実的には厳しい。
■GMもプルペン充実に手応え