雄星は適応に自信も…キャンプイン順調すぎるがゆえの不安
菊池と同じように何も不安のない状態でキャンプを迎えながら、故障した日本人投手のケースもある。同じ西武からポスティングシステムで移籍した森慎二氏(故人)だ。
06年、デビルレイズ(現レイズ)に入団した森氏は、マウンドやボールへの適応が早く、キャンプのブルペンでは何の問題もなかった。ところが、ボールの握りを若干、変えたことで肩、肘に負担がかかったのだろう。キャンプ終盤、右肩に違和感を覚えながら、投げ続けた結果、オープン戦初戦で右肩を脱臼。その後、マイナーも含めて米国でのレギュラーシーズンは1試合も登板できなかった。
ルーキー左腕も過信しない方がいい。
▽菊池の話「本当に楽しみながらできた。純粋に楽しい」