ドバイ初戦は辛勝…錦織圭は課題のサーブを改善できず
サービスゲームながら7本のブレークポイントをしのいだ末に、やっとのことでキープした第1セットの第4ゲームが象徴的だった。
26日のドバイ選手権1回戦。第1シードの錦織圭(29=世界ランク6位)はペール(フランス=同65位)を6―4、6―3のストレートで下したが、内容は必ずしも褒められたものではなかった。
サービスエースはわずか2本。改善したといわれるサーブで、格下の相手を圧倒できなかったからだ。
サービスエースが少ないから、いきおい、試合時間は長くなり、体力も消耗する。ラリーで打ち勝つのが身上とはいえ、初戦からハードな打ち合いをやっているのだから、勝ち進んで強豪とぶつかるころには疲弊し切っていてしまう。
これでは4大大会はもちろん、それに次ぐ格付けのマスターズに勝つにも至難のワザだ。