もう体はムキムキ 日ハム輝星が挑む“出力増155km”計画
「フォームが万全でなく、気温が上がってない状態で絶好調とはいかない中でも、ボールに力が伝わるようになってきたと思う」
28日にブルペン投球をした吉田輝星(金足農)は、キャンプ中に体重が2キロ増えて83キロに。シーズン終了時に「87キロくらいにしたい」と肉体強化にいそしんでいる。
高校時代は主に走り込みで体を鍛えてきた。プロでは毎日、ウエートメニューをこなす。もともと大きかった尻回りや下半身だけでなく、体全体がマッスル化してきた。
とはいえ、単に筋肉マンになりたいわけではない。吉田が言う。
「もともと上体はフォームの中では使わない。足が出て、たまたま上体がついてくるという形。足の動きがしっかりできれば、リリースポイントは安定してくる。フォームに支障が出るような筋肉のつけ方はしたくないし、筋量が増えるとストレッチをしないと硬くなるので、それらを気をつけながら、パワーアップできればと思う」
吉田の最速は152キロ。ゆくゆくは155キロを目指したい。あくまでスピードや威力が増すことに主眼を置いているのだ。