日ハム輝星が右前腕に張り “自己申告”の勇気と強メンタル
ドラフト1位ルーキーの吉田輝星(金足農)が22日、予定されていたシート打撃での登板をキャンセルした。右前腕部に張りがあるという。
吉田はキャッチボールを行うなど、この日の練習には参加した。
栗山監督は同じ高校生ルーキーの柿木蓮(大阪桐蔭)とともに、16日の紅白戦で投げるよう指示していた。本人に言わせると「高校時代のこの時期はボールに触る程度だった」そうだから、これまでにないハイペース調整が「前腕部の張り」につながったのは想像に難くない。
ちなみに二軍キャンプはきょう23日まで。吉田は当初の予定通り、チームとともに鎌ケ谷の二軍施設に戻る。投球練習再開は26日以降になるという。
体に異常があるのだから吉田に何より必要なのは右肘を休めること。大事に至らないうちに“休息”をとれたのはむしろ良かったのではないか。
というのも新人は異常を感じても、それを言い出せないケースが圧倒的に多い。首脳陣に良いところを見せたい、プロ入りしていきなり別メニューでは恥ずかしいし格好がつかないという意識が働くからだ。