成田美寿々ひと皮向け12勝目 課題の“3パットの壁”克服
「成田は今までショットに酔いしれているところがあり、ボギーを打っても、それ以上にバーディーを取ればいいという攻撃的なプレーで自滅することがあった。しかし年間5勝の目標を掲げ、達成するには3パットがあれば不可能だと気付いたのだろう。1打の重みを覚え、ピンを狙うショットでは、どこなら2パットでホールアウトできるかまで考えられるようになった。今週は、バーディーパットよりも、3パットしなければ優勝のチャンスがあるという作戦が当たったともいえる」(田原プロ)
成田は過去5度出場して、最高成績は2014年大会の40位(9オーバー)。予選落ち3回(12年、16年、17年)と会場を苦手にしていた。
葛城GCはグリーンが大きく、日本のゴルフ場にしては珍しく起伏が複雑だ。3パットの無駄にようやく気付き、一皮むけた勝利といえる。