日ハム清宮“悪球打ち”4戦連続打点でも…打撃コーチは超辛口
「全然まだまだ。(打撃も守備も)数をこなしていない。正直、(きちんと結果が出るまでには)まだちょっと時間がかかると思います。もともと自ら量をやる選手じゃないから、こっちがやらせなきゃいけない。清宮に言っているのは、『周りは結果を欲しがるだろうけど、それを求めてやるレベルじゃないから、ひたむきにやるしかないんだ』と。それを自覚してどうやって(バットを)振り込んでいくか。ウエートルームでは野球はうまくならない」
■「あんな汚い投げ方はしない」
清宮に関しては高卒1年目の昨年から、「決して練習や試合で手を抜く選手ではない。一生懸命やることはやる。ただ、言われればやるというところがあり、積極性に欠ける。ガツガツさ、ハングリーさが足りず、そこに首脳陣も物足りなさを感じている」との指摘があった。そんな清宮に対し、時に突き放し、時に親身になって、自覚を促してきたのが、昨季は内野守備担当だった金子コーチである。
清宮は中学時代から個人トレーナーをつけるなど、ウエートトレーニングと食事で体重や体脂肪率などを管理、体づくりに力を入れていた。それでも、プロ入り後はケガや体調不良に悩まされ、1年目の昨季は53試合の出場にとどまり、7本塁打を放つ一方で、守備の課題を露呈した。昨季の出場53試合のうち、守備についたのは21試合(一塁と左翼)。今季も一軍に昇格してからはすべてDHでの出場だ。守備での合格点が出ていないということなのか。