マー君が4敗目…332億円長距離砲に打たれ六回9安打5失点
ヤンキース・田中将大(30)が、4勝目(3敗)をかけて28日(日本時間29日)のパドレス戦(ニューヨーク)に登板。ナ・リーグ西地区のパドレスとは、メジャー6年目にして初対決である。
パドレス打線を牽引するのは通算184本塁打のマニー・マチャード内野手(26)。今季もすでに9本塁打を放ち、オールスターに4度出場しているメジャーを代表する長距離砲の一人だ。今年2月には、パドレスとFA史上最高額となる10年総額332億円の契約を交わして全米の注目を浴びた。
昨季までヤンキースと同じア・リーグ東地区のオリオールズでプレーしていただけに、浅からぬ因縁がある。
ラフプレーが多いことで知られるマチャードは危険なスライディングをしたり、厳しい内角攻めを巡ってヤンキースバッテリーと揉めることもしばしばあった。昨オフのFA交渉で、一時は合意寸前までいきながら、好条件をソデにした。ヤンキースファンの怒りを買い、27日の3連戦初戦では、打席に立つたびにスタンドから罵声を浴びせられた。
田中は昨季までマチャードに対し、32打数7安打の被打率2割1分9厘ながら、3本塁打を許している。