ウルグアイ率いて30年 名将タバレス監督に感じた思慮深さ
6月19日 水曜日
2019年コパアメリカ(ブラジル)での日本の生き残りが懸かる重要なウルグアイ戦(ポルトアレグレ)が20日(日本時間21日)に迫ってきた。2010年南アフリカW杯4位、2014年ブラジルW杯16強、2018年ロシアW杯8強とコンスタントに世界上位をキープする強豪には、FWスアレス(バルセロナ)など有名タレントがズラリ。だが、久保建英(レアル・マドリード)は「名前でサッカーするわけじゃない」と負けるつもりはない。若きジャパンは4失点惨敗を喫した17日のチリ戦(サンパウロ)とは別の顔を見せられるのか。
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ロシアW杯でコロンビアを撃破した「サランスクの奇跡」から丸1年が経過した19日。ポルトアレグレは冷たい雨の朝を迎えた。昼前には青空が戻ったが、気温18度と前日の27度からは想像できないヒンヤリした空気が漂う。決戦当日も低温傾向ということで、選手たちには動きやすい気象条件と言っていい。
治安のいい町ということで日中にセントロまで一人歩きし、メルカード(市場)や市庁舎を回ったが、平日にも関わらず大勢の人で賑わいを見せていた。翌日の試合に備えてウルグアイ人も続々と現地入り。所要時間12時間の高速バスが頻繁に走っていて容易に訪れることができるのだ。2014年ブラジルW杯コロンビア戦が行われた内陸部の町・クイアバもコロンビア国境から程近く、試合当日は黄一色だったことを思い出す。20日のポルトアレグレも水色のサポーターで占拠されるのだろうか。日本人にしてみれば、5年前のクイアバの再現だけは何としても避けたい。