仏司法当局 ドーピング隠蔽めぐり前国際陸連会長らを起訴
フランス司法当局がロシア陸上選手のドーピング隠蔽を巡る汚職疑惑で捜査をしていたセネガル人のラミン・ディアク前国際陸連(IAAF)会長と、その息子でコンサルタントのパパマッサタ氏の2人について、フランス予審判事は収賄と資金洗浄の罪で起訴することを決めた。ロイター通信などが24日、報じた。
2人を巡っては、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が東京五輪招致を働きかけたとされる。パパマッサタ氏が関連するシンガポールのコンサルタント会社に、招致委員会名義の口座から2度にわたり総額2億3000万円ものカネが送金されており、この金の一部がパパマッサタ氏やIOC関係者などに流れたとの疑いがもたれている。