西野氏にタイ代表監督就任報道 “勘ピューター”で大丈夫?
■“勘ピューター”頼みの指導者
Jリーグ最多の通算270勝。1996年アトランタ五輪ではブラジルを撃破する<マイアミの奇跡>を演出し、ロシアW杯直前にサッカー協会技術委員長から代表監督に緊急登板。日本代表を2大会ぶりのベスト16に導いた。この経歴にタイ・サッカー協会幹部が惚れ込み、タイでは破格の「1億円超の年俸が提示された」(前出の関係者)と言われている。もっとも、日本国内では「よりによって西野さんとはねぇ……。見当違いもはなはだしい」という声も少なくない。
「西野さんはG大阪で長く監督をやり、2007年にJリーグを制覇したのも、2008年にACLで優勝したのも、すべて<素晴らしい戦力に恵まれていた>から。もともとチーム戦術、采配の妙で戦うタイプではなく、選手のモチベーションを上げるのが得意な指揮官です。選手交代なども<直感>で決めることが多く、アトランタ五輪の選手、G大阪の選手の多くが<プロ野球の長嶋さんタイプ。勘ピューター頼みの指導者>と口にしている。熱心にリーグ戦を視察し、新戦力を発掘したり、そういった作業を苦手としている西野さんが、まさか海外の代表チームを率いるなんてね……」(放送関係者)
髪形、ファッションにこだわりを持っている西野氏。タイ代表監督に就任するにしても、異国で不自由するのでは? と心配する声もある――。