巨人“二軍の2冠王”和田の放出で…くすぶる選手の複雑心境
巨人がトレード第2弾である。
和田恋外野手(23)と楽天の古川侑利投手(23)の1対1の交換トレードが7日、両球団から発表された。
和田は高知高から2013年のドラフト2位で巨人に入団。右の和製大砲候補として期待されたが、一軍では通算5試合で8打数1安打だった。原辰徳監督(60)はDeNA戦の試合前練習後、「恋ちゃんもいいものを持っているし、求められて行くわけだから、いいものを楽天で出してくれるといい」と話した。
昨季は二軍で打率.296、18本塁打、87打点で本塁打と打点の2冠。昨季は一軍初昇格でプロ初安打もマークした有望株だったが、スタメン起用された昨年11月のMLB選抜戦で落とし穴が待っていた。
1打席目に低めのボール球の変化球に手を出して3球三振。ベンチに帰ると、就任したばかりの原監督に「あの打撃は大嫌いだ」とバッサリ切られ、次の打席で代打を送られた。
■トレード直訴が続く可能性
一軍スタートだった春のキャンプは途中で二軍落ち。それから一軍に昇格することはなかった。昨季、同じ右の長距離打者である1学年後輩の岡本が史上最年少で「3割、30本塁打、100打点」をマークしたことも和田の“構想外”に拍車を掛けた。