大船渡は甲子園へ佐々木どう起用 元横浜高の名参謀が語る

公開日: 更新日:

 最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希(3年)の最後の夏が幕を開けた。

 16日の岩手大会2回戦で遠野緑峰と対戦。「4番・投手」で先発し、打者6人に対して2回をパーフェクトに抑えた。「6割くらい(の力)でコントロールを重視した。球数を少しでも減らしたいので」とこの日の最速は147キロ。投げたのは19球だった。

 打っては初回に先制の適時三塁打。10点リードの三回の打席で代打を送られた。試合は14―0で五回コールド勝ち。投打に圧倒的なポテンシャルを見せた佐々木だが、甲子園へ行くためにはこれから7日間で5勝が必要になる。順当に勝ち進めば、準決勝で今春センバツ出場の盛岡大付との対戦が予想される。切れ目のない打線が武器で、昨秋は県大会を制し、東北大会準優勝。今春も県3位の強豪だ。

 勝てば決勝で対戦するのは夏の県大会連覇を狙う花巻東が濃厚。今春、県を制して東北大会に進出。プロ注目の最速147キロ右腕・西舘が腰痛から完全復活し、打線も強力。スキのない走塁や小技を絡めた攻撃にも定評がある。タイトなスケジュールや甲子園常連でもある私学2強の実力を考えれば、大船渡が甲子園に駒を進めるのは極めて難しいように見える。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…