大船渡は甲子園へ佐々木どう起用 元横浜高の名参謀が語る
国保陽平監督(32)の方針で、これまでは故障リスクを避けるため、球速、球数、登板数を極力セーブしてきた。それだけに、唯一の弱点とされるスタミナに関しては未知数な部分がある。目の前に甲子園が見えてくれば、昨夏に旋風を巻き起こした金足農(秋田)の吉田輝星(日本ハム)のように、火事場のばか力が出るかもしれない。
国保監督は以前、夏へ向けて「雨が降って気温が下がり、(佐々木の)登板間隔があけばいいと思う」と希望を語っていた。日程はタイトだが、決勝が行われる来週24日まで、岩手県の最高気温は26度前後を推移する予報。30度以上が一度もない涼しい気候だ。佐々木が悲願の甲子園切符をつかむうえで、天は味方している。