S・ローリー優勝で明白に…松山が全英で絶対に勝てない訳
「北アイルランドのリンクスは初めて見たが、これがゴルフの原点だと改めて感じましたね」と言うのは、4大メジャーの取材経験が豊富なゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏だ。
日本国内でも「ゴルフは自然との戦い」とよくいわれるが、箱庭コースで育った日本のプロは、強い雨風が吹くとすぐに文句を言う。
「そんな連中は、硬い地面、強風、横殴りの雨、寒さというコンディションの本場リンクスで戦えるはずがない。今回の全英は、厳しい条件を受け入れ、技術と想像力でパーをセーブしていく力、気持ちの切り替え、メンタルの強さなどが試された。優勝したアイルランド出身、S・ローリーの淡々としたプレーぶりを見てそう感じた」(前出の菅野氏)
そんなローリーと比べて、予選で敗退した松山の「心」は、あまりにヤワだ。
例えば、履いているシューズひとつとっても、メーカーのマークが視野に入らないように、かかと寄りにずらしている。マスコミの取材を極端に嫌い、トッププロたちに名前と顔は知られていても自らツアーの仲間に溶け込もうとはしない。