原英莉花が単独首位の好発進 今季2勝目のカギを握るは雨風
【センチュリー21女子ゴルフ】
「雨は降っても中止にはならないと思っているのですが……」
初日を終えて大会関係者が心配しているのが週末の天候だ。予報では台風6号の影響で土曜日から雨が降りだし、日曜日は関東地方でも雨量が200ミリを超える地域もあるという。
「最終日はプレーができてもグリーンはかなり重くなるだろうし、風も強いでしょう。今日も午後から(風速)7メートル以上の風が吹いた。トーナメントが初開催ということで多くの選手は慣れないコースに苦戦していた。2日目単独トップに立って終われば、最終日が中止になるとそのまま優勝です。仮にコンディションが悪い中でプレーしたとしても有利です。2日目はスコアを伸ばすために、みんな積極的に攻めていくでしょう。ただし、ここのグリーンは大きく、傾斜もきつい。今大会のパー4で最長の9番(430ヤード)も大きな3段グリーンで、初日は108人中、バーディーは4人だけ。雨風の強さとピン位置次第でバーディー数は激減します」(前出の関係者)
初日、5アンダーで単独首位に立ったのは、6月にツアー初優勝を飾った原英莉花(20)。「グリーンがやや重めで下りのラインでもプレッシャーにならなかった」と言った。
1打差2位タイに稲見萌寧(19)と小橋絵利子(31)が続き、先週ツアー初Vの小祝さくら(21)は3打差の8位タイにつけている。原の師匠・尾崎将司は風の中でのプレーが苦手だった。2勝目を目指す愛弟子はスコアを伸ばすか、それとも雨風に翻弄されるか。