全英女子OP初日2位発進 渋野日向子に海外挑戦のススメ

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 しかし、畑岡奈紗(20)のように海外に目を向けて戦う若手は少ない。

 日本男子ツアーは島田幸作(故人)がJGTOのトップに立っていた時(1999~2008年)に、「日本の男子プロが世界でも活躍できるように」と海外での獲得賞金を国内ツアーの賞金ランクに加算し、現在でもメジャーに限りそのシステムが残っている。だが、日本女子プロゴルフ協会は、宮里藍が米ツアーで勝っていた頃から賞金システムには無関心だった。

 評論家・菅野徳雄氏がこう言う。

「日本女子ツアーは年間39大会と試合数に恵まれて、トップクラスは1億円以上の賞金を楽々稼げるようになった。最近は“黄金世代”と呼ばれる若いプロが毎週のように勝って賑わっているが、大事なのは国内の人気だけではダメだということ。世界を目指す選手が出てこないスポーツは評価されない時代です。来年の東京五輪で金メダルが期待できる日本人選手がいるかといえば、見当たらない。女子プロゴルフ協会は、もっと選手が世界に目を向けていくように努力しなければいけない。世界で対等に戦える選手を育てることが国内ツアーの発展にもつながる。海外メジャー大会の賞金を日本ツアーに加算するなど、海外に挑戦しやすい環境づくりやプランはいくらでもあるはずだ」

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