20歳の渋野日向子ツアー初Vで加速「女子プロは命短し…」
【ワールドレディスサロンパス杯】
「こんなに早く勝てるとは思わなかった」
昨年のプロテストに合格したルーキーの渋野日向子(20)が国内女子メジャーでツアー初優勝を遂げて3年シードを手にした。優勝賞金2400万円を加算して賞金ランク2位につけた。
最終日は、初日から首位キープのペ・ソンウ(25=韓国)とマッチプレーの様相になったが、折り返して11番から手堅くパーセーブを続けて1打差でペを下した。
「久々に個性的なスイングを見た」と田原紘プロがこう解説する。
「渋野はアドレス時に両肘が自然にしぼられて、ボールがつかまりやすい構えです。しかし、そんな窮屈そうに見える腕のクセを生かして、ハンドダウン、オープンスタンスに構えて体のターンで素直なフェード系のボールを打っていた。それが左足下がりのライという終盤の16番と18番の2打目に生きて、勝利に導いたともいえます。個性的なスイングをいじらなければ競技生活も長続きするでしょう」