八村塁の強みと弱み バスケ男子日本代表前監督が明かす
米プロバスケットボールNBAのルーキーが強烈なインパクトを残した。
12日の男子バスケ日本代表のW杯(31日開幕=中国)に向けた強化試合のニュージーランド戦で、両チーム最多の35得点、5リバウンド、3アシストをマークした八村塁(21=ワシントン・ウィザーズ)のことだ。
今や代表の屋台骨を担う八村について男子バスケ前日本代表監督の長谷川健志氏(59)が「バスケに重要なものをすべて兼ね備えています」と、こう続ける。
「バスケの選手には身長の高さ(203センチ)、ジャンプ力、スピードの3つが不可欠。八村は持って生まれた身体能力にプラスアルファとして、腕の長さ、ジャンプの速さ、身のこなし、体のやわらかさも備わっています。スピードにしても、単に速いだけでなく、ボールを持った時に緩急を付ける技術もある。まさに選手として理想的なフィジカルと言えるでしょう」
長谷川氏は代表監督時代、当時高校生だった八村を親善試合のウィリアム・ジョーンズカップ代表に招集した。