錦織圭「満足」の全米OP初戦突破 “八百長告発者”が棄権で
テニスの全米オープン(ニューヨーク)が26日(日本時間27日)に開幕。男子シングルス世界ランキング7位で、第7シードの錦織圭(29)は、同205位のマルコ・トルンヘリティ(29=アルゼンチン)と対戦。第2セット途中、相手の負傷による棄権で、2年連続2回戦進出を決めた。
相手のトルンヘリティは昨年6月に3人のアルゼンチン選手が出場停止処分を科された八百長事件の告発者として知られる。勇気ある行動を起こしながら、母国の選手を密告したとして国内外の選手による誹謗中傷にさらされ、一時は練習パートナーにも事欠いたという。
対戦相手の調整不足にも救われて順調なスタートを切った錦織は、2回戦で世界108位のブラッドリー・クラン(29=米国)と対戦する。
▽錦織の話
「最初からいいプレーができて満足。もうちょっとやって試合勘や緊張感を味わいたかった」