日本の使命は開幕戦で4トライ以上のボーナスポイント獲得
東京・有楽町駅近くの東京スポーツスクエアを筆頭に全国16カ所にファンゾーンが設けられ、そこで開幕戦のパブリックビューイングが行われるのだ。会場には海外から来た各国のサポーターも大勢姿を現すとみられ、居酒屋に立ち寄る感覚で本場のラグビー観戦の雰囲気を味わえる。
もちろんアルコールが苦手でも、観戦の醍醐味は味わえる。
「ラグビーはルールが難しくて……」と敬遠している人でも、こうした場所で大画面に映し出されるラグビーを海外の目利きたちと一緒に見れば、この競技の面白さを体感できる。生身の人間がボールを持って走り、肉体を激しくぶつけ合うところが醍醐味であって、ルールがわかるかどうかは、さまつな問題なのである。
それよりも大きな問題は、この開幕戦で日本が勝てるかどうか、だ。
これだけ期待をあおって負けたらシャレにならないが、ロシアは直前の強化試合でイタリアに15―85と大敗するなど、日本から見ても格下のチームである。本来なら古豪ルーマニアがヨーロッパ予選の勝者として日本と対戦すると目されていたが、代表資格のない外国人選手をW杯予選に出場させて失格となり、ロシアが繰り上がったのだ。