日本ラグビー史に残るアイルランド戦劇的勝利の要因を探る

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 また、屈強なアイルランドの選手に対して果敢なタックルで対抗。ブレイクダウンに素早く入って相手のお株を奪った。その結果、タックル回数とタックル成功率でもラックとモールの攻防でも、相手を上回ることができた。何より、スクラムで負けなかったことが試合の流れを変えた。

 2連勝で勝ち点を9に伸ばしたジャパンはプールAの首位に立ち、目標のベスト8がいよいよ視界に入った。この「エコパの歓喜」により、国内の盛り上がりも一層加熱することは必至だ。

 これまで取材した日本戦以外の試合会場の雰囲気も上々。大会組織委員会は、開幕第1週の観客動員数は述べ42万人を超えたと発表したが、このラグビー熱は、まだまだ日本全国に広がりそうな気配である。

(スポーツジャーナリスト・中山淳)

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