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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

静観の姿勢とるも…対岸の火事では済まされない香港問題

公開日: 更新日:

 しかし、アップルやグーグル、フェイスブックなど、若者から「クール」と思われている企業が軒並み香港問題と距離を置いていることで、米国民からも「商売優先で腰が引けている」と見なされ始めている。

 態度を明らかにすれば中国政府の反発を受け、傍観者でいれば米国内での評判を落としかねないだけに、香港問題は大リーグにとって扱いに困る話題なのだ。

(鈴村裕輔/野球文化学会会長、名城大准教授)

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