長谷部が大絶賛 フランクフルトMF鎌田大地の未来予想図
終盤に1点を失ったフランクフルトにとって、鎌田がもたらした2点の意味は非常に大きかった。最後尾からチームを支えた大先輩の長谷部誠も「相手がブロックを作って守る苦しい戦いの中、セットプレーで2点取れたのは大きかった。大地のボールが良かったし、やっとセットプレーからアシストがついたんでよかった」と絶賛。「彼は欧州3年目で年齢的にも成長曲線が右肩上がりと言わずに垂直くらいに上がっていく時期。これからが楽しみですね」と目を細めた。
■「パイプ役になることを第一に」
欧州初参戦となった2シーズン前は、フランクフルトで公式戦4試合出場にとどまった鎌田。だが、昨季レンタル移籍したシントトロイデン(ベルギー)で公式戦15得点。目覚ましい飛躍をヒュッター現監督に高く評価された。今季開幕前はイタリア移籍の噂も流れたが、指揮官が残留を熱望。フランクフルトでここまで公式戦17戦に起用されている。
「ドイツはベルギーと強度が全然違う。9月の代表ウイークまでは体中のいろんなところに痛みがあった。僕は足の裏の靴擦れなんかしたことなかったのに、スプリントの回数が増え、1個1個の動作の負荷が上がって腰も痛くなったりした」と本人も序盤はハイレベルな環境への適応に苦しんだという。