パラグアイ戦快勝の裏で火花散らす「日本代表10番」争奪戦
森保一監督率いる日本代表(FIFA世界ランク33位)が、5日のキリンチャレンジカップでパラグアイ(同39位)に2―0で快勝した。
「前半で特に際立ったのが、トップのFW大迫勇也とトップ下のMF南野拓実、左MFの中島翔哉のコンビネーションの妙です。高い連動性でパラグアイ守備陣を翻弄した」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)
攻撃系選手の中で動きがイマイチだった右MF堂安に代わり、後半から18歳MF久保建英がピッチに登場。スタジアムは大歓声に包まれた。スペイン1部リーグデビューを果たしたばかりの若武者は後半4分のFK、同13分のミドルシュートでスタンドを沸かせ、同23分には相手GKの至近距離からクロスバー直撃の強烈シュートを放ち、観客からため息を誘った。
前出の六川氏が続ける。
「先発MF陣の中島、南野、堂安に後半から登場した原口、久保ら<攻撃系選手による主役争い>が今後、熾烈さを増していくと、森保ジャパンの全体的なレベルアップにもつながります」
さらに――。もうひとつの争いが、ピッチの上で展開されている。