横綱白鵬 稽古に余念なしで好調アピールもどこまで本物?

公開日: 更新日:

 5日、横綱白鵬(34)が尾車部屋に出稽古に赴き、友風や居合わせた北勝富士らを相手に汗を流した。4日には11月場所(10日初日)初戦の対戦が予想される阿炎ら4力士と計15番。「手応えはあった」と話すなど、本場所に向けて稽古に余念がない。

 白鵬は元号が令和になってからというもの、まるでいいところなし。平成最後の本場所となった今年の3月場所こそ制したものの、令和になって初めて行われた5月場所は休場。7月場所は優勝次点にとどまった。念願の日本国籍を取得して初めて臨んだ先場所も、2日目から休場である。

 自身の令和初、そして日本に帰化して初めての賜杯が是が非でも欲しいとはいえ、それが今場所かなうとは限らない。

 白鵬は先場所直前も、稽古では絶好調。「数年前のスピードが戻った」と、豪語していた。それが初日、北勝富士にあっさり負けるや、「実は右手の中指を骨折していて……」と、後付けのような理由で2日目から休場した。

「白鵬も34歳。衰えは当然で、昔の強さが戻ることはない。しかも、全盛期は場所直前くらいしかまともに稽古をしなかった時期もある。そのツケが回ってきているのではないか」(ある親方)

 今年4度目の休場もありそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇