断髪式で涙…稀勢の里が田子ノ浦部屋から独立するのはいつ

公開日: 更新日:

 大粒の涙が何度も頬をつたった。

 29日、国技館で元横綱稀勢の里(33=現荒磯親方)の断髪式が行われた。白鵬鶴竜など、ハサミを入れたのは約300人。満員の観客の歓声を浴びた稀勢の里は、「土俵では声援に支えられてきた。感謝しかない」と、感慨にふけった。

 現在は荒磯親方として、田子ノ浦部屋の部屋付き親方をしている稀勢の里。田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)との仲は良好とは言えず、将来的な独立は確実視されている。

 問題はその時期だ。部屋運営には雑務を一手に引き受けてくれるおかみさんの存在が必要不可欠。独立より嫁取りが先になりそうだが、それでなくとも田子ノ浦部屋から離れにくい事情もある。

 それが弟弟子の大関高安(29)の存在だ。

■まだ内弟子はひとりも…

 両者はこれまで二人三脚でやってきた。常に互いを稽古相手とし、切磋琢磨。稀勢の里が横綱に昇進した際は「高安を大関に引っ張り上げるのが使命」と話していた。引退した現在でも、高安の稽古相手になることが多い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末