ヤ軍マイナーからFA 加藤豪将の市場価値は筒香&秋山以上
ヤンキースの2013年ドラフト2巡目指名で、傘下のマイナーでプレーしていた加藤豪将(25)が7日(日本時間8日)までにFAになった。今季は主に3Aで83試合に出場し、打率2割7分9厘、11本塁打、39打点、8盗塁。今季はロースター枠が拡大する9月の昇格も検討されたが、地区優勝争いをしていたチーム状況もあって見送られた。
加藤のFA権取得は単なるマイナーリーガーの去就にとどまらない。今オフ、メジャー移籍を目指す西武・秋山、DeNA・筒香の両外野手の動向にも影響しかねないという。
「加藤は今後、他球団との交渉も可能になるものの、今回のFAは形式的なもので、ヤンキースは加藤と再契約する方針です。今季、他球団から加藤へのオファーが少なくなかったため、ヤンキースはトレードの目玉と位置付けている。内野だけでなく、外野も守れるユーティリティーだけに、興味を示す球団は少なくない。25歳と若く、年俸も安い加藤なら、億単位のカネが必要な日本人野手を獲得するよりもリスクは少ない。今オフ、外野手の補強に動く球団は筒香や秋山よりも、加藤獲得を優先するでしょう」(ア・リーグスカウト)