著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

22節にわたり首位死守も…FC東京はなぜ初優勝を逃したのか

公開日: 更新日:

 土壇場で起死回生の同点弾が決まり、1-1のドローに追いついたのである。

 それまで2位につけていた横浜FMは、松本に勝って勝ち点を64に伸ばす。FC東京は、勝てば勝ち点65で首位をキープできたが、勝ち点1を積み上げただけで勝ち点は63に止まった。

 長谷川監督は「負けて終わるのと引き分けて終わるのでは違う。(負けていれば)マリノスと2差になって厳しかった。そういう意味では踏みとどまったという感じ」と言った。まさにその通り。何とか首の皮1枚で優勝争いに踏みとどまった一戦だった。

 FC東京は、続く第33節の苦手とする浦和戦も先手を許す苦しい展開となった。

 それでも、鳥栖から移籍してきたFW田川亨介が新天地での初ゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んだ。試合後の会見で長谷川監督は「(前節ホームの)湘南戦は、アウェーが続いていたのでアウェーの戦い方になってしまった。自分たちでスイッチが入らないような戦い方で湘南に15分過ぎから主導権を握られた」とドローに終わった湘南戦の戦い方を悔やんだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…