日本WB相馬勇紀に香港お手上げ 18日の韓国戦でも輝けるか
本来なら香港はボランチとサイドバックで協力して相馬の突破を阻止したいところだが、ボランチは仲川のマークで身動きがとれない。常に守備で後手に回ったツイ・ワンキットは相馬に何度も突破を許し、よほどフラストレーションが溜まったのか、前半35分には後方からの悪質なタックルを見舞った。イエローカードが出てもおかしくないプレーでもあった。
相馬のクロスが直接ゴールに結びついた場面はなかったが、1点目は右CKのこぼれ球から菅の素晴らしいボレーシュートが決まり、後半1分の4点目は相馬のクロスが起点となり、菅の折り返しを1トップFW小川航基が決めたもの。森保一監督も「果敢にウイングバックの役割を果たしてチャンスを作ってくれた」と評価した。
香港のサッカーファンは、A代表のデビュー戦でハットトリックを達成した22歳の小川、そして相馬の名前は苦い記憶として刻まれたのではないだろうか。もちろん鹿島の相馬と聞いて、さすがに1998年フランスW杯に出場した相馬直樹(前町田監督)と勘違いするようなファンはいないだろうが…手か。
■相馬は自身のパフォーマンスに厳しい採点