日本WB相馬勇紀に香港お手上げ 18日の韓国戦でも輝けるか
「なんでコイツと1対1で勝負しなければならないんだ」というぼやきが聞こえてきそうだった。
韓国・釜山で開催中の東アジアEー1選手権で日本代表が香港代表と対戦した。その香港代表の左サイドバック(SB)のツイ・ワンキットプレーのことである。
22歳の彼は、試合開始直後から日本の右ウイングバック(WB)相馬勇紀のドリブル突破に手を焼き、ほとんど阻止することができなかった。
香港のパーテライネン監督は、日本の初戦となった中国戦で先制ゴールを決めたMF鈴木武蔵とドリブル突破でチャンスメイクした左MF森島司の2シャドー(香港戦は右がFW仲川輝人、左がFW田川亨介だった)を警戒し、トリプルボランチの両サイドの選手を2人のマンマーカーに起用した。
そこで仲川と田川が中に入り、サイドにスペースを作ると右WBの相馬と左WB菅大輝には広大なスペースが与えられた。
特に相馬はワイドに開いているとノープレッシャーで3DFの右・渡辺剛やMF大島僚太、MF田中碧のダブルボランチから足元に正確なパスが入ってくる。そして余裕を持ってドリブルを開始し、タテに突破して何本もクロスを上げた。