日本WB相馬勇紀に香港お手上げ 18日の韓国戦でも輝けるか
話題を相馬勇紀に戻そう。彼のでき栄えが出色だったことは、パーテライネン監督が後半からツイ・ワンキットと右SBトン・キンマンを交代させたことからも明らかだ。
パーテライネン監督は初戦の韓国戦からスタメンを8人入れ替えたが、2試合連続してスタメン出場したのが、交代させられた両SBの選手とボランチのファン・ヤンの3人だけだった。
それなりに信頼を寄せていた証左と言っていいだろう。それを前半の45分だけで見切りを付け、ハーフタイムに代えざるを得ないくらい日本のWBに手を焼いた。そもそも指揮官自身が、日本代表のシャドーをマンマークするように指示したことも<前半限りの交代>の要因のひとつとなったわけだが、パーテライネン監督は試合後の会見で「日本はすべてにおいてハイクオリティーだったし、インクレディブル(途方もない)でシンプルだった」と脱帽するしかなかった。
もっとも、勝利の殊勲者の一人である相馬は自身のパフォーマンスに厳しい採点を付けた。
ゴールを決めることができず、直接アシストを記録することもできなかったからである。