メジャー挑戦を直訴 DeNA山崎康晃につく掛け値なしの値段
猫も杓子もメジャー、メジャーだ。
20日にDeNAの山崎康晃(27)が契約更改交渉を行い、年俸1億円アップの3億5000万円でサイン。交渉の席上で、近い将来のメジャー挑戦を球団に直訴した。
山崎は抑えとして、2年連続セーブ王(37S、30S)のタイトルを獲得し、防御率も昨季の2・72から今季は1・95に改善。海外FA権取得は最短でも2023年になるが、「年齢がいくと、いい条件では行けない」と話しており、早ければ来オフにもポスティングが認められる可能性がある。
山崎の武器はタテに鋭く曲がるツーシーム。速球系の落ちるボールが米国でも需要があることは、フォークを持ち球にし、ブルージェイズと2年総額600万ドル(約6億5600万円)で契約した山口(32=前巨人)が改めて証明した。山崎が来オフに渡米するなら28歳。本人も言うように、好条件をゲットできるのか。
メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「それなりの評価はされるでしょうが……」と、こう続ける。