試合中に叱責 巨人原監督に今年一番怒られたコーチの名前
今季、5年ぶりのリーグ優勝を果たした巨人。復帰した原辰徳監督(61)の手腕に改めてスポットが当たったが、仕えるコーチは大変だったようだ。
「4年ぶり3度目の巨人監督のユニホームに袖を通し、『今回はコーチを育てるのも自分の仕事だ』と言っていた原さんは、一軍に初のコーチ業となる宮本(55)、元木(47)両コーチなど経験の浅い人材を抜擢したこともあり、かなり厳しく当たった。試合中や選手の前でもお構いなしという感じで、声を荒らげ、コーチを立たせたまま叱責することも日常茶飯事。試合中に選手が呆然とすることもあったほどです」(チーム関係者)
最も多くカミナリを落とされたのは、経験豊富で現役時代から原派の番頭格だった吉村打撃総合コーチ(56)だった。吉村コーチは開幕から原監督の横に陣取り、指揮官から出されるサインを三塁ベースコーチに伝達する役目を担っていたものの、ミスが頻発したことからシーズン途中に伝達役をクビに。後藤打撃コーチ(50)に取って代わられた。
「一軍コーチ最年長で経験豊富な吉村さんを怒ることで、他のコーチ陣を引き締めようという狙いもあったと思う。原監督が変わったなと思うのは、そうやって試合中にコーチを激しく叱責しても、そのあとに例えば遠征先の食堂では、『ついカッとなってしまった。悪かったな』と素直に頭を下げて、ビールをついだりする。うまくフォローをしていた」と別の球団関係者は言うのだが、コーチは胃薬を手放せなかったはずである。