セMVP坂本勇の2020年「最年少2000安打→五輪金」で大忙し
2020年も巨人のキーマンなのは間違いない。
今季打率・312、40本塁打、94打点でセ・リーグMVPに輝いた主将・坂本勇人(31)のことだ。
通算2000安打まであと116本。遊撃のレギュラーに定着した08年から毎年年間120安打以上を放っているため、故障などで離脱しない限り、来季中の達成は確実となっている。
問題はその時期だ。1968年に榎本喜八が達成した31歳7カ月の最年少記録を更新するには、7月13日までに達成する必要がある。今季の116本目は93試合目で7月30日だったが、来季は今季より開幕が9日早い。届くか届かないか、微妙なところなのだ。
17年は3月に行われたWBCのため、調整を前倒ししたものの、この年のシーズンは打率・291に終わった。翌18年が・345、前年の16年が・344だから、17年は突出して悪い。疲労による“ガス欠”が原因とみられる。
来年は東京五輪が控える。こちらも主将級の働きが期待され、金メダルの重責も課されている。