ロッテ1位・佐々木の第一印象は?自主指導のコーチが語る

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 佐々木に関しては、球団が独自の育成マニュアルを作成。それに沿った育成を行う方針だ。さるロッテOBが言う。

「体が成長期かどうかの指標の一つになっている骨端線(骨の端にある軟骨層)を調べると、佐々木は完全には閉じていないそうです。高卒選手の場合、この骨端線が残っているケースは少なくない。プロで1年やったら、身長が1センチ伸びた、という選手もいる。佐々木もつまり、身長や腕、脚がさらに伸びる可能性がある。しかも、骨端線が閉じる以前の骨は、閉じた後と比べてモロいため肩肘への負担がかかりやすいともいわれている。佐々木のように腕の振りが速く、エンジンが大きな投手ならなおさら負担は大きくなる。適度な登板間隔を設ければ投げることはできるにせよ、プロの練習や食事によって成長度が加速し、一定のところに落ち着くまでは、無理をさせることはないでしょう」

 佐々木が再び163キロを投げるのは、当分先になるかもしれない。

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