バレンティン直撃 燕首脳陣からの注意は「ポジティブに」
――ヤクルト時代の沖縄に比べて、宮崎は気温が低い。調整に影響は?
「単純にこっちの方が寒いね(笑い)。でも、しっかりアップで体を温めてから練習すれば、気にならないよ」
――本塁打王3度など実績は十分。西武の山川選手が「今季はセンターから右の本塁打も打てるようにしたい。2013年にバレンティン選手が60本を打ったとき、右中間の本塁打も多かった印象がある。それを参考にしている」と話すなど、その打棒には常に注目が集まる。
「(真剣な表情で)僕はあまりライト、ライトという意識はないけど、打席ごとにピッチャーがどう攻めてきているのか。それで(打つ方向を)変えている」
――投手の攻め方次第?
「いいバッターでも、ひっぱってばかりではいい成績は残せない。球場全体を使って打つ。それがいいバッターの特長。自分もヤクルト時代の1年目を終えて、2年目から修正した。1年目はひっぱってばかりで、いい成績を残せなかった(31本塁打、76打点、打率・228)。そこで改めて自分の打撃について考えたんだ。『2割30本』を『3割30本』にするためにはどうすればいいか。そのためには、グラウンド全体を使っていかなきゃいけないな、と(2年目は31本塁打、81打点、打率・272)」