ロッテ・佐々木の一軍デビュー計画は? 編成トップを直撃
キャッチボールだけで先輩選手もビックリ仰天
「ズバぬけすぎ。ミサイルみたいな球でした」
7日、ロッテの佐々木朗希(大船渡)が初めてブルペン捕手相手にキャッチボールをした際、先輩投手からはこんな声も上がった。吉井コーチの見立てでは「5割の力」で速球を20球。捕球した前里BCによれば、指にかかった球は4~5球ほどだったそうだが、わずか1回のキャッチボールで最速163キロを誇る能力を存分に見せつけた格好だ。課題とされた体力面も首脳陣の想定以上の成長を見せており、チーム内外で「調子が上がれば、開幕ローテ入りできる」なんて声すらある。13日には初のブルペン入りも決定。今後の育成プランはどうするつもりなのか。松本球団本部長に話を聞いた。
――すぐにでも一軍で通用するとの声もあります。
「投げる姿、走る姿は素晴らしい。能力は大谷翔平(エンゼルス)クラスですね。今でも十分に一軍で通用する可能性はありますが、試合で163キロを投げることは体への負担が大きい。163キロを続けて投げたときに、ケガをしてしまうのが一番いけない」