ブラインドサッカー選手権 パペレシアル品川がクラブ王者
ブラインドサッカーのKPMGカップ・クラブチーム選手権が2月8日、9日に川崎市内の富士通スタジアム川崎で開催され、パペレシアル品川(東京)が初のクラブチーム王者のタイトルを獲得した。
ブラインドサッカーの北日本、東日本、中日本、西日本で行われた地域リーグ勝ち抜いた7チームによって争われた。決勝は、品川と宮城県のコルジャ仙台の顔合わせ。試合を決定付けたのは、日本代表でもエースとして活躍している品川のFP川村怜の圧倒的なハイパフォーマンスだった。
両足を器用に操りながら、自陣からでも切れ味の鋭いドリブルを何度も仕掛けて攻め上がり、仙台ゴールに強烈なシュートを浴びせていった。
第1ピリオド残り8分15秒のチーム2点目は、チームメートFP佐々木ロベルト泉との素晴らしいコンビプレーから生まれた。
ロベルトが、左サイドからドリブル。〈シュートを打つ〉と見せかけてヒールパスを送って意表を突いた。好反応した選手がいた。FP川村だ。
予期していたヒールパスをきっちり受けとめた川村は、相手GKのタイミングを外すために右足のトゥーキックを選択。シュートはGKの股間越しにゴールネットに吸い込まれていった。