ラモス瑠偉の溢れんばかりの「ヴェルディ愛」が古巣を立て直す

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 元日本代表の背番号10・ラモス瑠偉(63)が、Jリーグの超名門クラブ立て直しのためにひと肌脱ぐことになった。2009年からJリーグ2部を主戦場としている東京ヴェルディのチームダイレクター(TD)に就任。古巣の復活のためにクラブの要職に就き、奮闘することになったのである。

 2月10日、東京・稲城市のクラブハウスで東京Vの羽生英之社長と記者会見に臨んだラモスTDは「自分はこのクラブを誰よりも愛している。良くするためにはどうするか? まず足りないものがある。それはヴェディのDNA」と言い切り、続けて「テクニックがあるのは当たり前。面白くて楽しいサッカーをやりながら、絶対に忘れてはいけないものがある。それは〈必死になって戦うこと〉〈1対1で絶対に負けないこと〉だ」と強調した。

 さらにラモスTDは、1月にタイで行われたU─23アジア選手権で惨敗した森保ジャパンの引き合いに出しながら「監督が(批判されて)叩かれている。違うと思う。試合を見ていると選手たちに〈戦う姿勢〉が足りない。育成段階で(選手たちが周囲から)甘やかされている。そもそも(招集されて)5日ほど集まり、それで〈戦え〉と教えられるものなのか?」と話し、東京Vの育成部門に関しても「紅白戦を見ていても激しく行かなないといけないと感じる。練習から厳しくいきたい」とキッパリ。

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